ダブル
桜「すすす、すみません!!人様の家で、こんなことをするなんて…。本当にごめんなさい。」


翔「いや、別に見てて楽しかったからいいんだけど。」


光「そろそろ止めないと、翼が面倒くさいことになるかなって思って。」


桜は本当に申し訳なさそうに、しゅんっとしていた。


翼は椅子に座った状態で、机に顔を俯せている。


後頭部からは白い煙が見えるけど、気にしない。


桜「あ、兄のことはご心配なく。引きずってでもちゃんと家に連れて帰りますから。」


にっこり、という音が聞こえそうな程の満面の笑顔。


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