ダブル
桜は少し考えて、


桜「じゃ、じゃあ、お願いします。」


頬を朱に染めながら翔の後について行った。


(翔、桜にはやけに優しいよね…。私には全然なのに。
桜のこと好きなのかな…。それに桜のさっきの態度…。もしかして桜も…?!)


光がいろいろな考えを巡らしていると、


翔「じゃあ、光。こいつ隣に届けてくるわ。」


光「へ?!あー、うん。いってらっしゃい。」


光の声はさっきまでのものとは違い、元気の無いものとなっていた。


翔「…?」


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