ゲート
1章 現在の世界
人生にはいろんなことが起きる。
人には色々な変化がある。
物にも色々な変化がある。
当然 空間にも 変化が起きる。
この物語は妙な体験をした
ある中学生の物 である。


「今日もいい天気だなー。」 

    そう呟くのは
まだ高校生になったばかりの主人公
  岡田 圭 だ。 
彼は入学して早々屋上に上り、
つまらない人生を送っていた。

「なんか楽しいことないかな~」 
また呟く。独り言が得意らしい

圭は青空を堪能しながら
煙草を取り出し、火をつけようとした。
あれ? つかない。  
何度も試したが火はつかなかった。
湿気が多いせいか? 
どうしてもつかないので諦め
教室に戻った。

「おい! お前 何処行ってた。
 えーっと 岡田 返事しろ!」

名簿を確認しながら担任が聞いてきた。

「屋上で遊んでました。 
 ここの屋上はいい所ですね~。
 立ち入り禁止なのに
 自動販売機が置いてありましたよ?」

「それは…」 

怒ろうとしていた担任の口が
止まった、明らかに慌てている。

「立ち入り禁止に自販機はまずいでしょ」
 微笑しながら先生を苛める。

「・・・もういい。 席に着け」 

そう言われ座った。

トントントン

誰かが肩を叩いてきた。 
後ろの奴だ、 二人で笑っていた。

「なぁ 君やるじゃん。 
 入学早々先生を黙らせるなんて
 いい度胸してるね。
 俺は 加藤武(かとうたける)と言うんだ
 よろしく!!。」

そしてその隣の奴が 

「僕は柴田祐(しばたゆう)、
 よろしくお願いします」

 誰も自己紹介しろとは
 言ってない と思いながら。

 「おう 俺は岡田圭ってゆうんだ 
   よろしく!」

明るく答えた。 
武と祐は運動が出来そうな良い体をしていた
顔は二人ともイケメンだ。 


一時沈黙が走った後 武が切り出した。

「もう全員の自己紹介とか
 これからの予定とか終わったよ
 後は帰るだけだけだけどなんか用事ある?」

「あぁ 別に用事なんかないよ 暇ばっかだ」

「なら近くの駄菓子屋行かない?」

「よっしゃ、 行こう行こう」
こうして学校を出た。 
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