BOND
「友!」


声のする方を見ると、明がいた。



「おはよ。」


「おはよ。暑ーい。」


「だね。」


「あれから彼氏からは?」



私は首を横に振った。



「そっか。別れて正解だよ。早く次の恋にいかなくちゃね。」


「…。」




明は武藤くんの方をチラッと見た。




武藤くんの周りには可愛い子が沢山。




疲れないのかなぁ。




あんな無理した笑顔で答えて。





「友、武藤くんいい人よ?」


「っ‥明?」


「ん?」



明はニヤッと笑って私を見た。




「はぁ。」




確かにいい人だよ、武藤くん。





あの日胸を貸してくれた。





それに…キスも…‥//


「友、何赤くなってんの?」


「なってない。」
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