BOND
裕SIDE


俺は友の家に久しぶりに来た。




「変わってないなぁ。」



「…。」



「あ、このぬいぐるみまだあんだな。」





ベッドのそばに置いてあるぬいぐるみを持ち上げ、友の方を向いた。





「これ、初めてデートしたとき、俺がUFOキャッチャーで取ったんだ。」





友にぬいぐるみを渡した。





友はぬいぐるみを見つめて固まった。




「ねぇ‥。」



「ん?」



「どうして高校入ってからの思い出がないの?」




「っ…あっ。ある!ほら、このキーホルダー!大阪の海遊館で買った!」





俺は焦った。





友はますます首を傾げた。




「大阪‥?」
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