甘きゅん【完】
「バカっ!
何言ってんだよ!
遅いとか早いとか。
そんなの全然関係ねぇよ!!」
少し取り乱し気味にそう叫び、
「俺は、おまえなしじゃ生きられねぇんだよ!!」
ベンチのふちで顔をそらすあたしを強引に抱き寄せる。
「おまえだって――…。
俺と同じだろ?」
息のできないほど抱き締められた胸の中で、こっそりと――…
「わかってんだよ…」
耳元で囁かれる小さな声。
「俺と一緒にいたいんだろ?
離れたくなんか、ないんだろ?」
何言ってんだよ!
遅いとか早いとか。
そんなの全然関係ねぇよ!!」
少し取り乱し気味にそう叫び、
「俺は、おまえなしじゃ生きられねぇんだよ!!」
ベンチのふちで顔をそらすあたしを強引に抱き寄せる。
「おまえだって――…。
俺と同じだろ?」
息のできないほど抱き締められた胸の中で、こっそりと――…
「わかってんだよ…」
耳元で囁かれる小さな声。
「俺と一緒にいたいんだろ?
離れたくなんか、ないんだろ?」