うしろ姿


私のお姉ちゃんは私が中2の夏に死んだ。

大好きだった…。
私と四つ違いの綺麗な人だった。



両親にとって、何でも出来た完璧な姉が死んで残ったのは落ちこぼれの私。

両親はすぐに離婚して。

私は中2のときに家を出た。


ただし、姉の仏壇と家と学費、生活費は仕送りしてもらう条件つきで。

所詮、親の金でしか暮らせない。
こんなとき、まだまだ子供だな、と思う。



感情なんて、もう忘れたと思ってた。


そんなとき、あなたに逢ったんだ。


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