あのゴールまで〜はじまり〜



「次、女子100な!」



麻木先生が叫ぶ。




私はノートに4人の記録を記し、津久野と記録係をバトンタッチ。




ジャージを脱ぎながらスタート地点へ急ぐ。




100に出たい子は合計5人。




皆「ヤダー、うち絶対負けるー」



とか言ってる。




皆速いと思うけどね



私は。




私はスタブロの前に立った。




ゴール地点を見ると、麻木先生がOKサインをだしていた。



ゴールには津久野、松崎流星の二人がいた。




「いちについて・・・」



スタブロに足をかける。




「用意・・・」



お尻をあげる。



ゴールには何が待っているのだろう。


勝利か敗戦か。


「どん!」



スタブロに足を蹴り付け前傾姿勢。





起き上がると前には桃とスタートが上手い里穂がいた。




絶対抜く。



私はリラックスしながらも闘志を燃やす。
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