あのゴールまで〜はじまり〜
私と桃はTシャツとハーフパンツをはいた。
一旦、荷物をおいて、それからトイレにいったらまた100のゴール地点に行った。
次は男子一年100を見る。
私達が行った頃には丁度、男子100の一組目が終わった頃だった。
「津久野と松崎何組目だっけ?」
文香が言う。
「仁は3組、流星は5組だよ」
背後から声がした。
ふりむくと二人の男子。
秋元大翔と羽瀬唯斗だ。
二人とも津久野と松崎流星の荷物持ちだろう。
文香をちらりと見た。
顔を真っ赤にして楽しそうに話している。
文香は大翔が好きなんだ。