赤い狼 参





でも多分、隼人は私の事をちゃんと考えてくれてこの行動をしたんだと思う。



…キスし過ぎだけど。



それに隼人の言う通り、警戒しておいた方がぃぃかもしれない。



そしたら隼人にしょっちゅうキスされなくてもよくなるし。



…塚、私が警戒するようになったら隼人だってキスできないのに。



やっぱり隼人は馬鹿だ。




「おい。そこの隼人、馬鹿だ。とか思ってる馬鹿。警戒すんなら俺以外にしろよ。」




…何で私が考えてる事が分かったんだ。




…あ、そうじゃん。


隼人もエスパーだった。



《SINE》ってエスパー多いな。



ほほう。と感心していると隼人が


エスパーとか居ねぇから。断じて居ねぇから。


とこめかみを押さえていた。




え?そうなの?



でも、テレビとかでは超能力者とか居るじゃんか。




「おい。馬鹿な妄想もそんぐらいにしとけ。本題に入るぞ。」




隼人は、はぁー。とため息をつく。


私、最近ため息つかれる事多いな…。





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