天使のキス。
泣く泣くランチを我慢して、急いで帰ったけなげなあたしを待ち受けていたのは――…


「あれ?
愛里、早かったな?」


テーブルに乗り切らないほどの、おいしそうなお料理に囲まれた悠の姿。


「これ…
悠…
どうしたの?」


「ん?
デリバリ―」


「…え?」


「友達にさ。
一流料理人を紹介してもらってさ」


「…」


「あ、でも。
オレ、今カード取り上げられてるから。
愛里、払っといてよ」


「…」



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