天使のキス。
「これも買ってよ」


「これも…って、悠…
あっ…
そっちに行かないで!
…ってか、お魚なんかいらないし。
さばいてくださいじゃないでしょ―っ!!!」


…疲れた。


正直、どっぷり疲れた。


なんで、スーパーごときで、あんなにはしゃぐかねぇ。



スーパーからの帰り道、重い、抱えきれない荷物に埋もれるように歩くあたしと悠。


それでも、そんな状態でも嬉しそうな悠に、


「スーパーなんか、珍しくもないでしょ。
そんなに好きなら、悠、お母さんと行けばいいのに」


チラリと横目を向けると――…


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