天使のキス。
なんてツッコミを入れながらも、人様には決して言えないようなみだらな妄想まで始めてしまったあたしの前。


「愛里?」


パパがあたしの目の前でひらひらと手を振った。


ちょうどその時、あたしの頭の中はドピンク一色。


「ダメだよ。
そんな…
あたしまだ15だし。
大人の階段のぼるにはまだ早すぎる――っ!!
でも…
でも…
悠くんがそんなに言うなら――…
あたしをあげちゃうっ。
優しくしてね?」


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