天使のキス。
きゃっと顔を手で押さえ、いやんいやんと身体をくねらせる。


でも、そんなあたしに振ってきたのは、甘い囁きでも甘いキスでもなく――…


「あほかっ!!
さっさと目を覚ませっ!!」


パパのごっついげんこつ3つ。


ちぇっ。


…っていうか、パパ。


それが狙いなんじゃないの?


そうじゃなきゃ、こんな少女マンガでしかありえないような展開になるわけないじゃん。


「いった―い…」


頭を両手で押さえながら、ジトっと恨みがましくパパを見上げると――…

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