天使のキス。
恥ずかしくてギュッと目を瞑るあたしの髪を愛しそうに撫で、その手をするりとすべらせ頬にあてる。


「オレ…さ。
こんなに誰かを好きになったの、愛里が初めて。
すげぇ好き」


大事なものに触れるように、そっとあたしのおでこにキスをする。


優しく
そして
温かいキス。


「…っ」


嬉しくて。


悠のそんな言葉と優しいキスが嬉しくて。


ゆっくりと目を開けると、悠の甘い瞳とぶつかった。
< 426 / 921 >

この作品をシェア

pagetop