天使のキス。
答えを求めて、ジッと…正にガン見するあたしに。


そんなあたしの視線をどう誤解したのか、


「そんなに見るなよ。
照れるじゃん」


悠は冗談めかしてそう言って、あたしに覆いかぶさるようにして、その胸にギュッと抱きしめた。


優しく触れ合う唇。
ゆっくりと肌を撫でる手。
少なくなっていく服。


「…っ」


初めて触れ合う肌はあたたかくて。


悠の存在をいつもよりも近くに感じられて。


「悠…」


あたしは嬉しくなって、悠のことが愛しくなって、悠の背中に腕をまわした。
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