天使のキス。
悠の言葉が、ズキンっと胸に刺さった。


悠の言葉に、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走った。


だって、そんな――…
そんな、悲しい言葉。


『存在自体を祝ってもらえるなんて、そんなこと――…
幸せ以外の何ものでもねぇよ』


こんな言葉を――…
絞り出すみたいに苦しそうに悠が言うなんて。


悠は…
家族の基本中の基本の…
家族が家族であるだけで嬉しいとか、幸せだとか。


そんな感情を味わったことがないの?


ウチのパパとママがあたしに注いでくれるみたいな“無条件の愛情”を。


悠のパパとママから感じたことがないの?
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