天使のキス。
頭がごちゃごちゃして。


心もぐちゃぐちゃして。


このままだと、たとえ悠がウチに帰ってきたとしても、まともに顔も合わせられない。


だから、すっきりするために、あたしは空手のお稽古に向かった。


そこでじいじに話を聞いてもらおう。


まずは空手のお稽古そっちのけで、じいじをひっ捕まえて、これまでのことを聞いてもらう。


悠のこと。


沙耶のこと。


そして、五十嵐くんのこと。


息継ぎをする暇もないほど機関銃のようにしゃべり続けるあたしの話を聞き終えてから、じいじは言った。


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