天使のキス。
ボワっと熱くなる頬を押さえて、じいじに向かって叫び声をあげた。


いや、まぁ。


実際には、好きになったけど。


でも、それは…


そんなこと…


初めからじいじにわかるはずなんかないじゃんっ!


もうこれ以上は無理ってほど赤くなったあたしを見て、じいじは吹きだすとともに、あたしの頬をツンツンと突いた。


「あぁ。
説明不足じゃったな。
すまん、すまん。
愛里ちゃん。
“愛”と言っても、ワシが言いたかったのは、“家族愛”じゃ」


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