天使のキス。
ふぅ―っと、大きなため息をついて。


ひょろひょろっと、よろめきながらベッドから立ち上がった。


すると、天使面の坊ちゃんで、悪魔で、ハート泥棒のこいつは、


「ふーん。
休戦ねぇ。
したところで勝ち目はあるの?」


勝ち誇ったようなムカつく目をあたしに向けた。


「思いっきり、書いてありますけど?」


「…?」


「顔に、目に、態度に」


「…?」


「悠のことが大好きだって」


「!!!!!」


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