天使のキス。
赤い顔をしてキャッ・キャッと楽しそうにおしゃべりするお嬢様達を横目に、あたしはちょっと優越感。


あたし、悠の彼女だし――っ!


…って、違う。


フラれたんだった。


じゃあ、じゃあ…。


あたし、悠の彼女だったし――っ!!


…って、それはいくらなんでも切ないなぁ。


はぁぁぁぁ…


悠にフラれた事を思い出し、テンションが一気にダウンして、あたしはよろよろとその場を離れた。


今さら悠の気持ちを取り戻そうなんて、あたしにはやっぱり無理なのかな。
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