天使のキス。
悠の乱暴な態度に、マスクの男は笑いながら冷たく言った。


「愛、だねぇ。
お坊チャン。
とんだ猿芝居だな」


「芝居じゃねぇよ」


「そんなことで、俺達が騙されるわけねぇだろ?
こっちもちゃんと調べてあるんだぜ?」


「本当に、知らないんだ」


「じゃあ、どうして君の名前を呼んでいるのかな?
悠くん?」


「それは…」


「それに、ドレスの形も、髪型も。
身に着けている宝石までも。
調べたものとすべてが一致している」


「…」
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