モデル同士の恋

悩み―SIDE颯太

〜颯太SIDE〜

朝からついてねぇ…


久しぶりの寝坊だな。


と思いながら、待ち合わせ場所に急ぐ。



駅について、

「おっせーよ!」

という大和の声でふたりの場所に気付く。



「悪い悪い」

「遅刻したおわびに、
今日は颯太君がお昼ご飯を
オゴってくれるそうです!」

大和…おい。

そりゃあねぇだろ。


ちょっとばかし遅刻しただけじゃねぇか。


って…ちょっとでもないけどな。


まぁ…しょうがねぇか。


「はいはい。
わかりました。」


『いえい!』

とハイタッチを交わす2人。


こいつらテンションたけぇよ。


「何食べてやろう。
ステーキとか?」


「諒調子乗ってんなよ。
ハンバーガーだハンバーガー。」

ステーキなんて冗談きついから。


「まったく、テンション低いなー颯太は。」

「ほんとほんと。
俺と大和は颯太のテンションあげようと、
こんなに明るくしてやってるっていうのに。」


はぁ。

なんてため息をつく2人。

ため息つきてーのはこっちだよ!


< 290 / 451 >

この作品をシェア

pagetop