モデル同士の恋

「まずあれから乗ろう!」

…は?


結衣がそう言って指を指したのは一回転するジェットコースター。


「最初からあれ行くのー?
結衣が乗りたいならいいけどさ」


おいっ止めろよ!


「は?
何言ってんの?」

結衣が俺を睨む。


心のなかでいったつもりが口に出ていたみたいだ。

あー最悪。


「あ、そのー、俺はパ…」
「パスするなんて言わないよね?

さっき乗るって言ったもんね?」

不敵な笑みを浮かべて俺を睨む結衣。


…まあ言ったけど…。


「え!?
乗るって言ったの?」
「どういう風の吹き回しかしら?」
「頭狂った?」
「あ、直ったのか!?」

みんなで一斉に質問してくる。


「いや、直ったはないだろ諒」


「いや、あるかもよ!」


おまけにあることないこと議論してやがる。


さすがだな。



『どーなんだ、颯太!』



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