時空を越えて…

無視する理由




放課後になって私は意を決して先生から貰った飴を全部ポケットに入れて屋上へ向かった


屋上に着くと落ちるのを防ぐためのフェンスが全部壊れてない状態だった


まぁ…屋上に来る人いないもんね…

と思いながらフェンスがあったと思われる場所まで歩くと小さな段差があった もうその先は何もなく下手すれば落ちてしまう

「来たわね」


下を見て怖じけづいている私に莉緒と2、3人の女子が近づいてきた

真ん中にはリーダー的な人が腕を組んでいた


『何か用ですか?』

「あなた先生と付き合ってるの?」


『…へ?』

予想外の事を聞かれてつい変な声を出してしまった

「馬鹿にしてるの?」


私のそんな態度にムカついた一人が言った


『いえ…別に』


「じゃぁ答えなさいよ」

…カッチーン

あまりに上から目線な言い方にムカついた私はリーダー的な人を睨んだ

「何よ」


『別に先生とは付き合っていませんがそれが何か?』


「だったら話は早いもう二度と先生に近づかないで」


『…え?』


「目障りなのよあんた」

そう言って笑うリーダー的な人

…何で

『…や』

「何〜?」

『いやだ!』

「な!?」

『何であなたに言われなきゃいけないの?私が誰といようが先生が誰といようがあなたには関係ないでしょ』

「ほんとにムカつくわね…莉緒」

「え?」

「少し痛い目にあわせて」

「わ…私が?」

「まさか今でも友達?」

「…わかった」

そう言って莉緒が近づいてきた



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