不器用な恋模様



もう席には高嶋が座っている。


しかし高嶋の他に
3、4人の男がいた。



「1人?俺らと遊ばない?」


「友達がいるので……ごめんなさい」


「じゃあさ、せめてメアド教えてよ」



しつこい奴等に
高嶋じゃなく、俺が怒りを覚えた。



「ごめん。その子、俺の連れだから」


そう言って、高嶋の肩に手を置いた。
高嶋は急な俺の登場に驚いているようだった。


すると男たちは舌打ちをして簡単に諦めてくれた。



「あ…ありがと」



「あ、あぁ」




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