私はいつも1人だった



するとさっき腕を掴んで来た奴が私の席の近くにきた。


何こいつ。と思い男を睨んだ。



「ごめん、ごめん。そんなに怒んなよ」



そう言って頭を撫でられた。


「触んな」


「ごめんって」



私は無視して外を見ているけれど男は他へ行こうとしない。


ぽかぽかする太陽に静かな教室は眠気を襲わせた。

ウトウトとしていると名前を呼ばれた。


「なぁ如月?」



如月と呼ばれ、アイツらと同じ名字と思うと寒気がした。



「朔でいい」


心を許したみたいで嫌だけど如月と呼ばれるよかよかった。


「お、おう!!」


こいつは嬉しそうに返事をした。

…だからなんなんだこいつらは。にこにこしやがって。


わからない私にはこう思うしかなかった。




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