7 STARS
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「で、ホントに行ってないんだ?」

「行ってないよ。寒いの嫌だし。」

「夏原さんの言った通り、完全防備すればさすがの美雪でも大丈夫じゃない?」

「大丈夫じゃない!
ってゆーか夏原信じられないよね!あんな寒いのに手袋もしてないんだよ?
あたしのほっぺよりあいつの手の方が冷たいっつーの!みたいな。」

「え、なに?ほっぺ触られたの?」

「へっ?あ…。」


そう言えば…そうだ。あいつ、勝手にほっぺ触りやがった。しかも素手で。
そしてあの時あたし…


「あー鼻もつままれた!結構な力で!んでトナカイって言われた!」

「夏原さん、なかなかタイムリーな発言じゃん?」

「あーそういやクリスマスかぁー…って今日何日?」

「12月18日ですけど。」

「あーあと1週間ないんだーイブまで。」

「ま、あんたと違ってあたしはリア充ですから?」

「別にあたしとクリスマスはなんも関係ないもーん!」

「夏原さんはどうするんだろうね?」

「さぁ?知らなーい!」

「…興味、ないの?」

「ないよ?」


…ん、でも待てよ?あいつ…彼女とかいるの…かな?
あ、言われてみればそこについてはちょっと興味ある!

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