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「今日行ってみる!バイト帰りに!」

「え、なんでなんで?夏原さんと一緒にクリスマス過ごしたくなったから?」

「なわけあるかぁ!」

「じゃーなんで?」

「あんな変人夏原に彼女いたらウケるなーって思って。」

「ふぅん…理由、それだけ?」

「あと何の理由があればいいのさ?」

「べっつにー?」

「うざー!ていうか行くのバイト後だからいるか分かんないけどねー。」

「ふーん…?ま、いるといいけどねぇー。」

「うるっさい!バイト行く!」

「行ってらっしゃーい!」


…ムカつくなぁ!もう!
別に彼女いるかどうか訊いたら帰るだけだし、いーじゃん!
寒いの嫌いなのは変わんないし、ま…星も見たいけど。少しだけ!


…でも、やっぱり違うんだ、あの場所。
夏原が通ってる(っぽい)あの場所は、空にすごく近い。
あたしが普段歩いているような場所から星を見るのとは、全然違う。


「…星に興味があって行くんじゃないからね、夏原!勘違いしないでよね!」


そう。夏原に会いに行くわけでも、星への好奇心に負けていくわけでもない。


『あんた変人のクセに彼女いんのー?』
って訊きに行くだけなんだから。

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