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「自分の知らない話聞くの、結構好きだし。」
「でも…。」
「似合わないとかも思ってねぇよ。むしろ生き生き喋ってたことの方が印象深い。」
「そう…ですか…?」
「好きなものを好きって言えるのがお前って人間だと思うけど?」
齊藤が、汐織の汐織らしい部分をこうしてあっさりと言い当ててくれたことがただ単純に嬉しくて、汐織は笑みを零した。
それを見て齊藤も微笑む。齊藤が自分にだけ向けてくれる笑顔を見るのはこれで2回目だ。
「…星が好きです。」
「知ってる。」
「自転車こぎながら眺めるのが好きです。」
「危ないから自重しろ。」
…言わなきゃ。好きなものは好きだって。
汐織は齊藤の目を見つめ直した。
「でも…今は…。」
声が震える。
思えばこんな風にちゃんと想いを伝えるのは何年振りだろうか?
「今一番好きなのは、齊藤先生です。」
「でも…。」
「似合わないとかも思ってねぇよ。むしろ生き生き喋ってたことの方が印象深い。」
「そう…ですか…?」
「好きなものを好きって言えるのがお前って人間だと思うけど?」
齊藤が、汐織の汐織らしい部分をこうしてあっさりと言い当ててくれたことがただ単純に嬉しくて、汐織は笑みを零した。
それを見て齊藤も微笑む。齊藤が自分にだけ向けてくれる笑顔を見るのはこれで2回目だ。
「…星が好きです。」
「知ってる。」
「自転車こぎながら眺めるのが好きです。」
「危ないから自重しろ。」
…言わなきゃ。好きなものは好きだって。
汐織は齊藤の目を見つめ直した。
「でも…今は…。」
声が震える。
思えばこんな風にちゃんと想いを伝えるのは何年振りだろうか?
「今一番好きなのは、齊藤先生です。」