小林惣一郎の初恋
「ヒロと七瀬はここに居る。別に怪我もない。そっちはどうだ?」

「そうか…こっちも大丈夫だ。」

「この瓦礫…退かせそうもないな…
反対側に階段あるはずだ…
そっちから外に出てくれ。
俺たちはこのまま外に出て待つから…」

「あぁわかった。気を付けろよ…」

「…待って…」

橘が話に割って入る。

「橘?」

「風祭君…外に出たら…駅の方にある大きな公園に向かって…」

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