小林惣一郎の初恋
手頃な瓦礫にしっかりと結び…窓の外に出して窓を閉める。

ロープを窓のとってに巻き付け…

クイックイッ…と強さを確認した。

「よし…大丈夫だな…」

「そうね…」

「それじゃぁ、俺(私)が支えるから先に降りて…」

2人は同時に、同じ事を言った。

「………」

「…俺(私)が支えるから先に…」

「…小林君…先に行って…」
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