群青色の恋 〜私たちの恋愛模様〜
「──……うわっ!
あ、大ちゃん……。」
突然肩を叩かれて
私は、ゆっくり振り返る。
そこには
私服に着替えた大ちゃんが立っていた。
「ベンチから声かけたでしょ?
着替えてから迎えに行くから待っててって。」
大ちゃんがぷーっと頬を膨らしてる。
…そ、だったのか……
「ごめんっっ!!
自分の世界に入ってて
聞こえてなかったみたい…」
素直に謝ったけど
私は
彼に声をかけるチャンスがなくなっちゃってガッカリした。
…それを大ちゃんが感じとったようで
「──…何かあった?」
私の微妙な変化に
心配そうに覗き込んでくる大ちゃん。
…今は、こんな顔を見られたくなくて何となく視線を外してしまった。
大ちゃんがグルッと周りを見渡し
彼に気が付いた。