トリップ少女

「この説明を聞くのは2度目だから、もう事情は分かったわ。でも…」



「何?」


ミランは若菜の疑問を分かっているようだった





「「物語の結末を変えることはできない」」





「なら、結局私たちが見張りに行っても同じことなんじゃ…」



「えぇ、若菜の割によく覚えていたわね。その通り。物語の結末は変えることはできない。人魚姫の物語の結末は時代により国によりさまざまなものが存在するけれど、今回の結末はあなたが今入っているこの物語の結末になるわ」



「じゃぁ、カレンは海の泡になってしまうの…?」




「この物語の結末がそうならね。でも若菜、物語の“結末”は確かに変えられないわ」



!!



「てことは、“過程”は変えられるってこと?」




「あなた次第よ」



ミランは優しく微笑んでいった



「さ、とにかく今はカレンと話をしましょう。あんな美しい人魚、もうお目にかかれないわよ!」


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