トリップ少女

「わー!」



「何声あげてるのよ。うるさいわね」


ミランがやかましいと耳をふさぐ



「ごめん…なんとなく帰ってきたなと思ったら、あはは…」



「はー、やってられないわ」


ミランはあきれた、とばかりに首をふって部屋を見渡した




「アルスランは?」








「いるぞ」



「キャー!!!!!!」


完璧な金髪の長い前髪と真紅の瞳の小柄な少年



彼がいたのは若菜のクローゼットの中だった






――「若菜―?どうかしたのー?」



「あ、やばいお母さんだ!!ううんー!なんでもない!」



――「あらそう?そろそろ晩御飯できるから降りてらっしゃい」



「分かった!」
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