トリップ少女


「まぁ、僕が自ら選んだ7代目だからね。今回こそは成功すると僕は思っている」



「そうね。そろそろうまくいってもいいんじゃないかと思っているわ」





-あんまりがっかりさせるなよ、人間




アルスランは長い前髪から片方だけ出ている真紅の目を細めて口角を吊り上げた






「明日が楽しみだわ!」



「ミランは退屈が嫌いだからな。それにしても自分から楽しみなんて、ミランが言うなんて珍しいな。若菜には期待しているのか?」



「分かっているくせに」



ふふふ、とミランは妖艶に微笑んだ




「若菜は今日はもうトリップ出来ないし、明日は忙しくなるのだろう?もう休めミラン」



「そうね。明日はトリップ第一弾“人魚姫”クライマックスだし。いろいろ忙しくなるわ」



そうして二人はいつの間にか若菜の部屋から消え去っていた


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