トリップ少女
「ほら、ここにいた」
「あら本当。たまにはやるじゃない」
小声で二人が会話をしている岩陰の少し先にカレンはいた
「ねぇ、カレンのそばにいるのって、」
「王子様のようね」
-「綺麗な顔…」
カレンが王子を見つめ、王子の輪郭に手を当てていた
「カレンは自分のビジュアルを自覚してないのかな…?」
若菜は信じられないという声で言った
「そのようね。まったく、自覚が足りないんだから」
ミランはしょうがないわね、と首を横に振った