月夜の太陽
周りも準備をしていてそれぞれが騒がしかったが、更に騒がしくなり作業の手を止め顔を上げた。
「リリアっっ!!」
両手でドレスを持ち上げローズ様が母さん目掛けて走り寄ってきた。
そしてそのまま母さんに抱きつき母さんも笑顔で抱きしめ返した。
「ローズ様、転んでお怪我でもされては大変です」
「その時はそれみたことかと笑って頂戴っ」
その時の曇りのないローズ様の笑顔に周りにいるものは見惚れてしまった。
母さんから体を離したローズ様は俺たちの事も抱きしめ「元気そうで良かった」と言ってくれた。
『リリア、久しぶりだな』
「シエル様、お久しぶりでございます」
ウェルヴィアの現国王、シエル・エメラルディア様。
一度遠くから拝見した事はあったが、近くで見ると男性とは思えない程の美貌と王としての威厳をひしひしと感じる。
「リリアっっ!!」
両手でドレスを持ち上げローズ様が母さん目掛けて走り寄ってきた。
そしてそのまま母さんに抱きつき母さんも笑顔で抱きしめ返した。
「ローズ様、転んでお怪我でもされては大変です」
「その時はそれみたことかと笑って頂戴っ」
その時の曇りのないローズ様の笑顔に周りにいるものは見惚れてしまった。
母さんから体を離したローズ様は俺たちの事も抱きしめ「元気そうで良かった」と言ってくれた。
『リリア、久しぶりだな』
「シエル様、お久しぶりでございます」
ウェルヴィアの現国王、シエル・エメラルディア様。
一度遠くから拝見した事はあったが、近くで見ると男性とは思えない程の美貌と王としての威厳をひしひしと感じる。