月夜の太陽
私は嬉しくてリオに抱きついた。



「やったぁぁぁぁぁ!!」

『ルナ痛いよッッ!!』

「あっ!ごめんつい…」



リオの顔を見ると、目線がお父様に向いていた。


お父様は頭を抱え下を向いている。


そんなお父様の背中を笑いながらさすっている母と目が合う。


私はお父様に歩み寄り、子供のときの様に抱きついた。



「お父様、許してくれてありがとう」

『いや、ルナが良い子に育ってくれて嬉しいよ』



お父様が優しく抱きしめ返してくれる。


お父様は私たち家族のことに関しては、凄く心配性で過保護なところがある。


それでも私のことを考えて許してくれたことが本当に嬉しかった。



「城下町でのお話色々聞かせてね」

「勿論だよ!!ちゃんとみんなに報告する!!」

「えぇ、みんなで楽しみにしているわね」

「うんッッ!!」



最後はみんな笑顔だった。


心配かけないように、気をつけて行動しなきゃな!!





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