月夜の太陽
*****
今日も綺麗な月が出ている。
その綺麗な月を眺めながら、私はテラスで1人お茶を飲んでいる。
今までは月を見ると知らない彼を思い出していた。
でも、今はいつもソルのことばかり。
「私もご一緒してもいいかしら?」
「お母様…どうぞ」
笑顔で返事をすると、お母様も笑って隣に腰掛ける。
「素敵なネックレスね」
「…ありがとう」
ソルにもらったネックレスにそっと触れる。
あの日繋がれた手が熱を帯びていくよう。
「お母様…」
「なぁに?」
「嘘…ついてたことがあるの」
今日も綺麗な月が出ている。
その綺麗な月を眺めながら、私はテラスで1人お茶を飲んでいる。
今までは月を見ると知らない彼を思い出していた。
でも、今はいつもソルのことばかり。
「私もご一緒してもいいかしら?」
「お母様…どうぞ」
笑顔で返事をすると、お母様も笑って隣に腰掛ける。
「素敵なネックレスね」
「…ありがとう」
ソルにもらったネックレスにそっと触れる。
あの日繋がれた手が熱を帯びていくよう。
「お母様…」
「なぁに?」
「嘘…ついてたことがあるの」