シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
驚く私に彼はふふっ、と笑ってから、何の躊躇いもなく言った。

「いいんだよ、俺も瑠奈ちゃんには言いそびれてたから。
その代わり…、今夜は朝まで、一緒にいてくれるよね?
部屋を取ってあるんだ」

え…。

いつかはそうなる時が来る、と心の中ではずっと分かっていた。

だけど…、いざとなると…。

黙り込んだ私に彼は困った顔をして「ダメ…かな?」と更に聞いてきた。


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