シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
タクシーでホテルへと移動し、部屋に入った瞬間に彼女の唇を強く塞いだ。

「………!」

彼女が息苦しそうに俺を見た。

瑠奈、君は何も分かっていない。

俺を守るには、君の存在がなくてはならないという事を。

…分かっている。君の言う通りだ。

俺達に未来はない。

だけど、どうやって納得して君を忘れろと言うんだ。


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