シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
その時…。

「圭吾さん」

ふわりと純白のドレスに身を包んだ女性が部屋に入ってきて、俺に微笑みかけた。

…瑠奈…?

瑠奈の顔が頭から離れない俺は、その女性が瑠奈に見えた。

…いや、違う。…美里だ。

ボーッとしながら美里を見て黙り込む。

もしも、真っ白なドレスを着て、瑠奈が俺の隣で、とびきりの笑顔を見せてくれたなら、俺はどんな気持ちになるだろう。

彼女はどんな顔で愛を誓うのだろう。

…いつか、きっと、俺ではない誰かとそうする日が来るのだろう。

ジリジリと胸が焼かれる様に痛む。

俺以外の男が、彼女に触れるなんて、…耐えられない。

彼女は、俺のものだ。

今までだって、…これからも、俺以外の奴が彼女に触れる事は、許さない。



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