シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
何?父さんは何を言ってるんだ?

意味がよく分からずに、美里の方を見る。

彼女は青ざめて俯き、カタカタと震えている。

「息子を想っていただくのは嬉しいが、圭吾が本当に好きなら幸せを願う愛もあるんだよ」

父の言葉に美里は何も言い返す事もなく、ただ、黙っている。

「…父さん?」

「すまんな、圭吾。
時間がかかってしまって。
今朝になってようやく調べがついたんだよ。

だからピールランドの話はなしだ。

…お前も、好きにするといい」

「………!」

…結婚、しなくてもいいのか?

俺は、瑠奈のところへ行ってもいいのか?

彼女を思うままに抱き締めても、いいのか?



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