シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
俺は次の瞬間、部屋を飛び出して駆けていた。

早く、早く彼女に会いたい。

もう、泣かせる事もない。

ホテルの前の一台のタクシーに飛び乗ると、俺は息を切らしながら、
「笠島興行 本社まで」
と運転手に告げた。


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