シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
会社の正面にタクシーを付けて、飛び降りる。
そのまま中に入り、受付の上にある大時計を見るとちょうど正午に差し掛かるところだった。
ふと気付くと遠巻きに沢山の社員が俺に注目している。
…あ。
自分の身なりに今更気が付く。
光沢のある薄いグレーのタキシード。
白い靴と白いスラックス。
胸には紫色のカトレアを挿している。
長めの髪を軽く流し固めて、白手袋を握り締めている。
…そりゃ、見るよな。
こんな姿で血相を変えて、堂々と正面から駆け込んで来たら。
そのまま中に入り、受付の上にある大時計を見るとちょうど正午に差し掛かるところだった。
ふと気付くと遠巻きに沢山の社員が俺に注目している。
…あ。
自分の身なりに今更気が付く。
光沢のある薄いグレーのタキシード。
白い靴と白いスラックス。
胸には紫色のカトレアを挿している。
長めの髪を軽く流し固めて、白手袋を握り締めている。
…そりゃ、見るよな。
こんな姿で血相を変えて、堂々と正面から駆け込んで来たら。