シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
笠島専務が…婚約…?

私は一瞬にして目の前を黒い霧で覆われた様な感覚になった。

そして…、はっと思い当たる。

…私には…傷付く権利すら…ない。

自分の婚約が私を傷付ける事など、専務は知る由もないのだから。

『私…、ちょっと、トイレ…』

同僚達にそう告げて私はフラフラと席を立った。

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