シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
そうして私が辿り着いたのは屋上だった。

時々、一人になりたい時にボンヤリと訪れていた、私にとって誰も知らない隠れ家みたいな場所だった。

いつも座っている、風の良く通るお気に入りの場所に腰掛ける。

ここで、何度、彼を思い浮かべて想いを募らせただろう…。

だけど今は、彼を想うと悲しみと切なさだけが込み上げてくる。

…いや…。誰かのものになるなんて…。

心の中で呟いた途端、その気持ちが涙となって零れ落ちた。



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