シンデレラになりたくて~エリート専務と秘密の恋~
美里を連れてホテルレストランで食事を終えて帰ろうとロビーに出ると、前から来たカップルを見て俺は固まった。
あれは…、田村と芹沢。
田村は芹沢を近くの椅子に座らせるとフロントへと一人向かう。
俺の心臓がドクリと脈打つ。
するとホテルの部屋のキーを持って田村が芹沢を立たせた。
「圭吾さんっ、どうしたの」
美里が急に立ち止まった俺を怪訝そうに見ている。
「あ、…ああ、悪い。急用を思い出して。
ここで別れてもいいか」
「えっ?…うん、まあ、わかったわ。
じゃあ、また明日」
「ああ」
美里に気のない返事をした後、俺はすぐさまフロントへと向かった。
「はい、いらっしゃいませ」
受付の女の子に「支配人を」と言うと、彼女は新人なのか、俺の顔を知らない様だ。首を傾げている。
と、そこへ支配人が偶然顔を出した。
「!笠島様!!
いらっしゃいませ!
本日は如何致しましたか」
あれは…、田村と芹沢。
田村は芹沢を近くの椅子に座らせるとフロントへと一人向かう。
俺の心臓がドクリと脈打つ。
するとホテルの部屋のキーを持って田村が芹沢を立たせた。
「圭吾さんっ、どうしたの」
美里が急に立ち止まった俺を怪訝そうに見ている。
「あ、…ああ、悪い。急用を思い出して。
ここで別れてもいいか」
「えっ?…うん、まあ、わかったわ。
じゃあ、また明日」
「ああ」
美里に気のない返事をした後、俺はすぐさまフロントへと向かった。
「はい、いらっしゃいませ」
受付の女の子に「支配人を」と言うと、彼女は新人なのか、俺の顔を知らない様だ。首を傾げている。
と、そこへ支配人が偶然顔を出した。
「!笠島様!!
いらっしゃいませ!
本日は如何致しましたか」