(長編)初めての恋~永遠に~
30分ほどして、玄関のチャイムが鳴った。


下の階で母親が対応していた…


母親が大きな声を出して泣いている…


麗の部屋に二人の男女が入ってきた。


ただ、座り込んだまま力なく麗は二人の顔を見る…


女性が話しはじめた。


「透さんからお聞きしていました。もうすぐ麗さんと結婚されると……こんな事になるなんて…透さんご自宅の上の階から転落したらしく、頭を強く……」


「聞きたくない!聞きたくない…透に会わせて。お願い透に会いたい…」


泣き崩れる麗を男女も悲しそうな顔で見ていた。
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